2014年12月3日水曜日

0.1%の富裕層格差が開いても一向一揆が起こらない理由

アメリカ人に衝撃「ついに富裕層0.1%が下層90%の富を抜いただって!?」1929年以来初の記録:らばQ


アメリカの「スーパーリッチ」が世界の所得格差を拡大させる 0.1%の最富裕層が世界の富を独占


この辺は、わりと煽ってる部分が多くて
別に富裕層の富が倍増したのは下位90%から2倍搾取したからではない。
下位90%も富裕層に比べればわずかながら所得は増えてる。
あるいは長いデフレ化によるサービス向上や技術の発達で、
同じお金で得られるものが増えてる。

というのは、2008年のNHK番組「マネーの暴走」において、
マッキンゼー調べで、
世界の金融資産は1京7000兆円とあり、5年前はこの半分だったそうだ。
つまり2003年は8500兆円で、
5年で金融市場がどんどん加速して増えてることになる。
2008年の話なので、2014年に3京円になっていてもおかしくない。
この増えた部分が格差となっているわけで、
低所得者層から奪って増やしたわけではないのだ。


ただ資本主義社会において、
サラリーマンは常にグローバルレベルの低賃金化圧力がかかり
増えた利益は資本家がもっていくという構造になる。

こういう社会構造の意味では、
日本でもNISAが始まったし投資は1万からでもできるし
格差の固定化を抜けるため、 家計に投資項目を混ぜたり
学生に対して投資を教えるということがあってもいいと思う。


政府はお金がなくて数十兆円の確保すら消費税上げるのも
経済に悪影響があってやりきれないのに
金融資産は数百兆円レベルで膨らんでいく。
これでは日本人全員がなんらかの金融商品もってないと
あまりにもバランスが悪い気がする。

富裕層の1%の寄付でいろんな問題が解決できるけど、
その理由がないので、どうしたらいいのか。
でもどうしてもそういう格差に目がいってしまうというか。
そのうち政府ではなく、資本家の意向で国が動くようになるんだろうか?
あるいはもうそうなってるのか。

政治が変わらず、こういう社会構造が続く限り
ただの教育だけでは格差固定の解消には弱く、
社会構造に合わせた金融教育も必要なんじゃないかと思う。

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