2014年11月1日土曜日

「男女平等」なんて言わなくても女性はそのうち全ての権利を獲得する。

マツコ・デラックス 日本における「男女平等」の盲点に苦言 - ライブドアニュース

 さらにマツコは「これまでは男の人の基準に女の人を合わせることが平等だった」「『男がしてることもしていいよ女も』っていう男女平等だった」と男女平等の仕組みを説明してみせた。

そんなマツコが考える男女平等は「女の人が男になろうって無理をせずに、男と同じ権利が与えられる世の中にならないと、ほんとの平等じゃない」と力説した。


番組見てないのでこの前後をしらないせいかもしれないが、
権利だけでそれにともなう義務の話がないからわからなくなる。
男性社会がやってた義務なんてやらないけど権利だけくれという話ではないだろうし。
「給料」に置き換えても同じ。


 でもこれを逆にしたらマツコが味わった苦労が忍ばれる。

「男の人が女になろうって無理をせずに、女と同じ権利が与えられる世の中にならないと、ほんとの平等じゃない」


 オカマにも人権を。デブにも人権を。 美醜や好き嫌いで人を決めてはいけない。こうすると疑うのは自分の偏見とか常識なんだろうが、偏見ってただの好き嫌いなので、まあ好き嫌いレベルになると僕も自分の盲点なんて見えない。

もし、デブでハゲでチビで顔が荒れてブサイクで収入もない四十路だが、家事は完璧にこなせるという男性を主夫として迎えて喜んで結婚しますとまで言えたら、ほんとにイケメン高収入と差別しない平等な人なんだろうけど、そんな平等必要だろうか?

男女平等についてマツコは「男の世界に合わせられる女の人じゃないと平等には結局ならないもんね。女の感性のままで勝負しようと思ったら、相当無理だよ」と苦言を呈した。

むしろ女性の感性が少ない社会だからこそ勝負できるとか、それこそ育児を経験したからこその視点やアイディアだとかのニュースや記事こそよく聞くのだが、女性の感性では勝負にならないなんて、煽り過ぎじゃないか?

 女性政治家が増えていることについては「スカート履いてるだけで、中身は男じゃん」と一刀両断した。

いや、中身男で知的な女性とか好きですよ。むしろ女性の権利を勝ち取っていくのにその狙いは悪くない。


男性社会の大会社で昇進が難しいとしたら、できる女性が起業したらいいし女性起業家は実際に増えてる。

そして国民の最大の権利は投票権だが、これは全成人女性に与えられていて、女性議員に有利だ。趣旨とは反するけど、少し綺麗な女性議員が選挙に出たら男性の浮動票は間違いなくそちらに多く入るし実際に勝率は高い。女性は女性権利を増やすために女性議員に投票したらいいし、男性と互角の組織基盤を持ってたらその分確実に勝てる。どこぞの国の首相や大統領は女性だし、YahooのCEOも最近女性になったし、ほっといても女性の権利は増えていく。

どちらかというと問題は「前に出よう」という女性が少ないことだ。手を挙げる出馬数が圧倒的に少ない。女性が前に出た時、男は敵にならない。男は世間の前で女性を攻撃できないし、攻撃すればよけい同情票が集まって奮起したり、その男に巻き込まれないよう男同士からも距離を置かれる。この時の敵はむしろ同じ女性。横並びで大人しくしてるところから抜け出す女性を攻撃するのは同じ女性だ。さっき綺麗な女性議員に男性の浮動票が入るといったが、女性の浮動票が入るかどうかはちょっと怪しい。

なので日本の女性が欧米で好まれるような「男らしくて知的で前に出る女性」を狙うのはそれこそ欧米が女性の権利を日本より勝ち取ってるように戦略として悪くない。ほんとは全部知ってるうえで、女子会の中ではずいぶん男らしいのに「あえて何も知らないふりをするカワイイ女性」路線で行く限りは、前に出る女性を同じ女性が攻撃するので女性が起業するのも、女性が政治を動かすのも難しくなってしまう。


ただ、日本で女性の権利が強く叫ばれるようになったのは、それ以前の社会インフラがきちんと整ったうえで、核家族化が進み、シングルマザーも増え、親や親類に頼らずともどうにか最低限の生活ができてしまうからこそだと思う。例えば表面的な権利は男にくれてやって、男に稼がせて、家事はオートメーション化や親とか親戚も頼りまくり、内助の功というかその知恵で悠々自適に旦那をコントロールするのも幸せなんだろうけど、それができない格差と核家族化が問題だ。

男性と同じ権利が貰えたら、女性の地位が向上したら女性は幸せになるだろうか? 戦前戦後に比べたらずいぶん女性の権利を獲得したがそれだけ幸せになっただろうか? ヒトラーは女性が社会進出すると国が衰退するといったが、それは女性が仕事に夢中になるほど晩婚化が進み出生率が減り人口減に転じ、全ての社会保障が成り立たなくなるほどの重い税がかかる悪循環の可能性を指したものかもしれない。

権利には望まない義務もついてくる。平等と言われる時は「権利」だけ欲しくて「義務」を語らないことが多い。でもこの話は資本主義が進み格差が厳しい人達をどうするか、彼女らの義務は免除すべきではないかということにまでつながるだろう。

男性と同じようにキャリアも積みたいし、子供もたくさん産みたいし、産休はきちんと休みたいというならそれは多いに賛成で、そのための権利や格差を具体的に解消しよう、それを補う施設や結婚してなくてもシングルマザーでも協力してサポートしようと前に出てくる女性がいたら投票しようかと思う。

まあそこまで女性が権利獲得できたら「種」だけ保存して好きに遺伝子改良すればいいので「旦那」や「男」はもう人類に要らない気がする。きっと擬似的に雌雄同体となるまで女性の社会進出は進み「男」は「ヒモ」以外必要なくなるだろう。

男が稼ぐのに有利だったのは人間レベルの体力や縦社会が必要だったここ数千年のみ。木の実を見つけるのはいつだって女性だし、社会はソーシャル的なつながりができ、機械化で土方を女性がこなせるようになった今では体力的な有利も小さくなって男性の方が自殺者が多いぐらい。実際に狩りも巣作りも子育ても社会活動を女性だけでこなして男は「生殖」としか機能しないところまで生態が変化した動物や昆虫は結構ある。

今の世の中はマツコ的な人がカミングアウトしやすくなったのではなく、男性の女性化が進行してるのかもしれない。そのうち「男」はジェノサイドされるまでもなく生まれなくなってくる。そこでやっと女性はすべての権利と義務を獲得しこの問題は解決するはずだ。


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